私はセミリタイア(FIRE)を目指していながらも、家づくりを進めています。
かなり迷いましたが、後々後悔しない方ということで持ち家を選択しました。
そんな私が、自らの資産を犠牲にしてでも家づくりを進める際に、こだわったポイントについて共有できたらと思います。
家づくりでこれだけはこだわるべきだという点について
結論、私がこだわったのは、C値(気密性を示す値)です。
C値は、簡単に言うと、家の隙間がどれだけあるかを示すもので、家の性能を測る指標の一つです。
ではなぜC値にこだわるに至ったのか、その理由や背景について記載していきます。
こだわった理由とその背景
現在同居している親の家では、冬はめちゃくちゃ寒く、夏はめちゃくちゃ暑い、典型的な昔の住宅といった感じです。
ちなみに、冬に暖房を入れるとえげつない位結露して、そこから黒いカビやらほこりのあつまったものやらが、大量に発生しているという日常です。
年中快適に、カビなどとは無縁の、とにかく健康に過ごしたい!という思いで家を建てることを決めました。
最初、住宅展示場に行って何軒か回ってみたのですが、やたら豪華絢爛な住宅が並んでいて(壁が洒落た石でできている、暖炉がある!)、全くピンと来ませんでした。そして、当然ながら、予算をぶっちぎりでオーバーしてくる住宅展示場の家を見ても何の参考にもならないことに気づきました。
そのため、健康に暮らせるいい家とはどんなものなのかというのを調べました。おそらく住宅関係の本だけで20〜30冊以上買いました。
その中で、次の本に出会い、いい家というのは、数値で表すことができ、客観的に質を担保することができるということを知りました。
少し古い本ですが、内容はもちろん、その考え方は絶対に参考になる内容だと思います。
いい家を担保する数値の中の一つが、C値です。
C値は、家の隙間がどれだけあるかというのがわかるもので、値が低ければ低いほど、家に隙間がないと言うことを意味します。
そしてC値が少なければ少ないほど、次のようなメリットがあります。
- 部屋ごとの温度差が少なくなるため、ヒートショックのリスクも回避
- 冷暖房費の削減
- 部屋の中の温度のムラがなくなる
- 部屋干したい時に、よく乾く
- 内部結露を防止できる
- 換気効率が良くなる
- 音漏れしにくい
などがあります。
また、そのほかにも、UA値(外皮平均熱貫流率)という床・壁・天井・開口部」などを通して、外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した数値もあります。
こちらは、サッシの種類、ガラスの種類(単板・ペアガラス・トリプルガラス)、断熱材の種類や厚み、断熱材の施工方法などによって計算される値で、いわゆる断熱性能です。
自分の考え方としては、C値をしっかり外部に委託して測定しているような住宅会社は、UA値も抜かりないだろうと考えています。
ですので、C値にこだわりました。
ちなみにUA値は、計算によって算出されますが、C値は、現場で測定をしないと数値が出ません。
そういうわけで、住宅会社を選ぶポイントとして自分が意識したのは、次の2点です。
- C値をパンフレットなどにちゃんと表示しているか
- C値の測定(気密測定)を自社じゃなく専門業者に委託しているか
この2点にあれはまれば、C値をないがしろにはしてはいないと判断していました。
我が家の気密測定結果について
そして、我が家では建前も終わり、この前 、気密測定が行われました。
住宅会社のC値は、 0.1~0.4を基準としているということで、個人的には、C値は0.3位のレベルを満たすような家になることが理想でしたが、こればかりは、測定待ちなので、どれくらいの数値が出るのおか心配でした。
そして、
結果がこちら!
C値 0.1
!!!
やばくないですか?
我が家は、家全体で、消しゴム1個分くらいしか隙間がないというような値です。
この結果には大満足です!
気密測定を大事にしている会社を選んで良かったなぁと改めて感じました。
あとは、内装なので楽しんでやっていきたいと思っています。
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