家族でセミリタイア（FIRE）を楽しみながら目指すコツ。経済的自立への旅に子どもを参加させる方法

経済的に自立して早期に退職する（FIRE）ことは、多くの家庭が目指す夢です。しかし、子育てをすることで、その道のりにさらなる経済的ストレスが加わることもあります。

我が家でも常にお金を貯めることとお金を使って思い出作りをすることなど、いつもストレスを感じながらもなんとかセミリタイアを目指しているといった状況です。

そんな状況の我が家でも、子どもと一緒に、家族で楽しめるFIREプランを作成&目指せば子ども貴重な金融スキルを教え、経済的自立への道のりを少しづつ楽しくすることができるようになりました。

子どもたちを巻き込んで、貴重なお金の教育をしながら楽しくセミリタイア（FIRE）をする方法を今回考えてみました。家族みんなが同じビジョンを共有し、協力して目標達成を目指せる参考になればと思います。

家族でセミリタイア（FIRE）を楽しみながら目指すコツ。経済的自立への旅に子どもを参加させる方法

結論は次の６つになります。これらを実行していくことで少しでも楽しみんがら家族でセミリタイア（FIRE）を目指していきます。

ではそれぞれの項目について細かくみていきます。

家族みんなでビジョンを共有する

家族で経済的自立を果たし、早期に引退する（FIRE）ためには、共有のビジョンを作ることが重要なステップとなります。これは、家族全員がそれに向かって努力し、投資していると感じることができる共通の目標を設定することです。ここでは、共有のビジョンを作るためのヒントをいくつか紹介します。

経済的自立とは何か、定義する

経済的自立といっても、これは家族によって異なるはずです。早期退職するための資金を確保することや海外で移住して暮らせる、など、自分が理想とする暮らしとそれに必要な経済的に必要な資金はさまざまです。それが家族の場合は、さらに難しくなります。自分だけでなく、奥さんや子どもたちの理想の生活とは何か。
話し合う時間を持って、それぞれにとっての理想の生活を確認しながら”家族にとっての経済的な自立”を決めます。

具体的な目標を決める、そしてその時子どもも参加させる

経済的に自立状態を確認したら、具体的に目標を決めていきます。その作業に子どもたちも参加してもらいます。
共通のビジョンを決めるときには、子どもも含めて家族全員が参加することが大切。子どもと一緒に座って、経済的自立とはどういうことか、なぜそれが重要なのかを説明します。そして、子どもたちの意見を聞き、どんな夢があるのかを考えます。

目標を決めるときは、具体的にすることが大切です。
“お金を貯めたい “と決めるのではなく、”年末までに10万円貯めたい”と決めてください。具体的な目標を持つことで、家族みんなが明確な目標を持って取り組むことができます。

目標を達成するための計画を立てる

目標が決まったら、それを達成するための計画を立てることが大切です。予算を立てたり、出費を抑えたり、副収入を得る方法を考えたりすることも必要です。家族みんなが計画を理解し、共有ビジョンを達成するための自分の役割を理解していることを確認します。

共有ビジョンを定期的に確認し計画を見直しや調整をする

共有ビジョンを取り組みでは、定期的に進み具合を確認し、必要に応じて調整することが大切です。成功をお祝いして、失敗から学びましょう。そうすることで、家族みんなのモチベーションが維持され、経済的自立を達成するための軌道に乗ることができます。

ビジョンを共有することは、家族で経済的自立を実現するための重要なステップです。家族みんなが自分ごととして考え、共通の目標に向かって努力していることを確認することができます。ビジョンを共有し、しっかりとした計画を立てれば、家族は経済的自立を達成し、思い描いた夢の実現に近づきます。

子供たちを教育する

子どもたちにお金に対する知識を身につけさせることは、将来、経済的に成功するための準備として欠かせないことです。親として、お金の管理や予算管理、貯蓄、投資について子どもに教えるのは大事なお仕事です。ここでは、子どもにお金に対する知識を身につけさせるためのヒントをいくつかご紹介します。

早くから始める

金銭感覚を身につけさせるのは、早ければ早いほどよいというのが持論です。日々の買い物や数字に興味を持ち始めたら、すぐに予算管理、貯蓄、支出について教えていきます。

手本を見せる

子どもは見本を見て学ぶので、親がお手本になれるようにします。自分がどのように家計を管理しているかを見せ、予算や貯蓄の戦略を説明し、自分のお金に対する決断に子どもたちを巻き込みましょう。

例えば、家計簿や請求書、出費について説明し、家計に参加してもらうのもいいのではと思います。支出を記録するのを手伝ってもらい、予算の立て方を教えてあげましょう。

楽しく学ぶ

金銭感覚を身につけることは、退屈なことではありません。ゲームをしたり、目標を立てたり、良い行動をしたらご褒美をあげたりして、楽しく学びましょう。

お小遣いをあげる

お小遣いは、子どもにお金の管理について教えるのに最適な方法です。毎週、あるいは毎月、一定の金額を決めて、その使い道を子供に決めさせます。お小遣いの一部を貯金するように教えて、支出を記録するようにします。

お金の大切さを教える

お金は一生付き合っていくものであり、振り回されず主体的に使うべきものであることを教えます。

投資について教える

子どもたちに、投資について、そして投資によって経済的な目標をより早く達成する方法について学んでもらいます。投資に関する本を読んだり、金融の概念を学ぶゲームで遊んだりすることで、投資について学ぶことができます。お小遣いの一部や、小さなビジネスで得た収入を投資するよう、子供たちに勧めます。

恩返しをするように勧める

地域社会に恩返しをすることの大切さを教えましょう。お小遣いの一部を寄付したり、ボランティアで人を助けたりすることを勧めましょう。

結論として、子どもにお金に関する教育をすることは、将来、経済的に成功するための準備として重要なことです。これまでにあげた例などを通して、子どもたちが生涯にわたって役立つ良いお金に対する知識を身につけることができるよう手助けします。
また、副次的に親自身も子どもに簡単い物事を教えるために努力することによってより深く金融に関する知識を学びなおせるはずです。

セミリタイア（FIRE）に向けて行動する

セミリタイア（FIRE）に向けて行動することに子どもたちを参加させることは、子どもたちに貴重な金融スキルを教え、そのプロセスを楽しいものにします。ここでは、セミリタイア（FIRE）に向けて行動することに子どもたちを参加させること、より詳細なヒントをいくつかご紹介します。

家族の貯蓄目標を設定する

達成可能で具体的な家族の貯蓄目標を設定することに子供たちを参加させる。家族旅行のための貯金、新しい機器の購入、新しい家の頭金などです。例えば、映画館に行く代わりに家で映画鑑賞をするなど、目標達成のための節約方法を考えるよう、子どもたちと一緒に考えます。

家族の貯蓄目標を設定する時には、子どもたちが創造的な節約方法を思いつくように促します。例えば、家族で節約競争を行い、特定の期間内に最も多くのお金を節約することに挑戦するのも面白そうです。また、お小遣いの一部を貯金するなど、お金の使い方をした子どもには、その何割かを金利としてご褒美をあげるという方法もあります。

貯蓄の進捗状況を把握する

貯蓄の目標に向けた進捗状況を把握するために、子どもたちを巻き込むことが大事。貯蓄表やスプレッドシートを使って、貯蓄額や目標達成までの道のりを確認します。そうすることで、子どもたちは家計を管理することの重要性や、小さな貯蓄が時間をかけて積み重なっていくことを理解することができます。

成功を祝う

家族で貯蓄の目標を達成したら、お祝いをしましょう。家族でお祝いをしたり、子どもたちの頑張りにご褒美をあげたりしましょう。成功を祝うことで、達成感が得られ、次の目標に向けてモチベーションを高めることができます。

FIREに向けた旅に子供を参加させることで、貴重な金融スキルを教えることができ、家族で経済的自立を達成するための所有感とコミットメントを作ることができます。

起業家精神を奨励する

子どもたちに起業を奨励することは、子供たちに重要なライフスキルを教え、将来の成功につなげる貴重な方法となります。小さなビジネスを始めることで、子どもたちは金銭感覚や責任感、勤勉さなどを実用的かつ魅力的な方法で学ぶことができます。ここでは、子どもたちに起業を奨励するためのヒントをいくつか紹介します。

小さなことから始める

アメリカではレモネードスタンドなどが有名ですが、日本では難しそう。
なるべく面と向かって売り買いなどの感動を味わえるといいと思いますが、そういった環境が難しい場合には、ネットショップなどで小さな工芸品など、簡単に出品できるもので始めるのもいいと思います。親自身も共に学ぶつもりでやっていくと楽しいと思います。自信をつけ、起業の基本を学ぶことができます。

創造性を育む

お子さまが自分でビジネスアイデアを考え、ビジネスへの取り組み方を創造するよう促します。そうすることで、問題解決能力を養い、既成概念にとらわれない発想ができるようになります。なんでもやってみるの精神で否定はせずに、極力実現できるように子どもたちと共に頑張りましょう！

金銭感覚を身につける

価格設定、経費の管理、利益の管理などのプロセスに参加させることで、お子さまが財務について学べるようにします。そうすることで、予算管理、会計、基本的なビジネス数学など、貴重なスキルを身につけることができます。

努力することを奨励する

ビジネスを行うには、ハードワークと献身が必要です。子どもたちが努力を惜しまず、真剣にビジネスに取り組むよう、励ましてあげてください。そうすることで、子どもたちは強い労働倫理を身につけ、努力の大切さを理解するようになります。

サポートを提供する

親として、子どもたちがビジネスを始める際にサポートと指導をすることが大切です。目標を設定し、フィードバックを与え、質問に答えたり、アドバイスをしたりする手助けをしましょう。

子どもたちに起業を奨励することは、子どもたちに重要なライフスキルを教え、将来の成功につなげるための楽しくてやりがいのある方法となります。創造性を育み、経済的なスキルを教え、努力を後押しすることで、子どもは人生のあらゆる場面で役立つ強い起業家精神を身につけることができるのです。

親としての模範を示す

子どもに金銭感覚を教え、経済的自立を実現するためには、親が手本となることが最も重要なことのひとつです。子どもは親の行動や態度を観察して学ぶので、良い金銭習慣や価値観を見本にすることが不可欠です。

ここでは、模範となるような行動をとり、子どもが経済的に成功するよう導くためのヒントをいくつか紹介します。

お金について透明性を保つ

子どもにお金について教える最善の方法のひとつは、自分の経済状況についてオープンで正直に話すことです。収入、支出、貯蓄の目標について教えてます。自分がどのように金銭的な決断を下すのか、なぜ特定の支出を優先するのかについて話してあげてください。そうすることで、子どもたちが十分な情報を得た上で経済的な選択をし、現実的な目標を設定する方法を理解することができるようになります。

努力することの大切さを伝える

子供たちに、努力と忍耐の大切さを教えましょう。目標を設定し、努力し、約束を守ることの大切さを話し合う。年齢相応の仕事や家事をするように促し、頑張ったらご褒美をあげましょう。そうすることで、子どもたちに強い勤労倫理を植え付けることができ、それが生涯にわたって役立つことになります。

衝動買いをしないようにする

衝動買いは避け、子どもにも同じように教えます。その代わり、「必要なもの」と「欲しいもの」に焦点を当て、本当に欲しいもののためにお金を貯めるよう、子どもたちに勧めます。そうすることで、消費者金融からの借金や使い過ぎという落とし穴を回避することができます。

良い金融習慣を身につける

最後に、自分自身が良い経済習慣を身につけることです。身の丈にあった生活、緊急時のための貯蓄、将来のための計画の立て方を子どもたちに教えてあげましょう。退職後の生活設計、緊急時の資金準備、賢明な投資の重要性を説明しましょう。このような良い経済習慣を手本にすることで、子どもたちに良い模範を示し、経済的自立を実現させることができます。

結論として、親として模範を示すことは、子どもたちに金銭感覚を教え、経済的な成功に導くための強力な手段です。お金についてオープンで正直であること、強い労働倫理を身につけること、金銭的な決断に子どもを巻き込むこと、貯蓄と投資を教えること、衝動買いを避けること、良い金銭習慣を実践することで、子どもが経済的に自立し、成功する大人になるのを助けることができるのです。

おわりに

家族で経済的自立を実現するのは難しいことですが、家族向けのFIREプランがあれば実現可能です。子どもたちをその旅に参加させることで、貴重な経済的スキルを身につけさせ、そのプロセスをより楽しいものにすることができます。共通のビジョンを持ち、子供たちを教育し、旅に参加させ、起業を奨励し、模範となることを忘れないでください。努力と献身があれば、あなたの家族は経済的自立を達成し、それに伴う利益を享受することができます。