こんにちは。今日は退職後半年が経過して、色々と振り返る機会がありましたので、率直に私の経験をシェアしたいと思います。
予想外の時間の使い方
退職前、私は「あれもやろう、これもやろう」と夢は膨らむばかり。新しい趣味を始めたり、未経験の分野に挑戦したり…。でも実際は、思っていた以上に時間の使い方が難しかったんです。
現実の生活リズム
- 朝:早めに起床→SNSチェック
- 午前:家事
- 午後:youtube視聴、気づいたら夕方…
- 夜:「今日も何もできなかった」という後悔
驚くべきことに、働いていた時の方が限られた休みを有効活用できていました。「いつでもできる」という思考が、かえって行動の遅れを招いていたんですね。
最大の誤算は旅行費用!
実際の支出推移(月別)
- 4月:約27万円
- 5月:41万円
- 6月:なんと66万円!
- 7月:41万円
- 8月:33万円
- 9月:30万円(唯一の予算内)
- 10月:37万円
予算オーバーの主な要因
- 住民税の影響
- 退職後も前年所得での課税
- 予想以上の支出インパクト
- 車検費用
- 数年に1回の大きな出費
- 計画には入れていたものの痛手
- 旅行費の暴走
- 半年で県外旅行3回
- 県内旅行3回
- 完全な浮かれ状態でした…
結果として、月平均約39万円の支出。住民税を除いても月35万円と、予定の30万円を大きく上回る状況に。株式相場の好調さも手伝って、楽観的な思考に陥っていました。
働くことへの葛藤
当初の計画では「週3日のパートタイム」を考えていました。しかし、これが予想以上に難しい課題となっています。
心理的なハードル
- ブランクへの不安
- 若い上司への抵抗感
- 職場での人間関係の懸念
家事の現実
15年のフルタイム勤務から一転、家事の世界は想像以上の挑戦でした。
典型的な1日のスケジュール
- 朝:家族の見送り
- 午前:家事、YouTube/ブログ編集
- 午後:買い物・家事、youtube視聴など
- 夕方:夕食準備
- 夜:子どもの世話・お風呂・片付け
特に困難なのは、作業の細切れ感。集中できる時間の確保が予想以上に難しいです。
【まとめ】セミリタイアを成功させるための3つの教訓
1. 心理面のコントロール
- 解放感による浪費を防ぐ
- 計画的な楽しみ方を心がける
- 3ヶ月に1回の小旅行
- 週1回程度の楽しい予定を作成
2. 具体的な支出管理計画
- 年間旅行予算の設定
- 月次の支出チェック
- 月初めの予算見直し
- 超過した後の月での調整
最後に
「月30万円でのセミリタイア生活」は決して夢物語ではありません。しかし、以下の3点が極めて重要です:
- 予期せぬ出費への十分な備え
- 心理的な浪費衝動の適切な管理
- 継続的な収支の見直しと調整
この記事が、セミリタイアを考えている方々の参考になれば幸いです。準備は早すぎることはありません。皆さんの人生の新しいステージが、より充実したものになりますように。
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